Profile

何気なく絵を描いていたが、入院をきっかけに本当に絵が好きだと自覚。
絵を描くために道楽だと反対する親元から飛び出し、京都で水墨画(南画)の師をみつけ、住み込みで弟子入りする。
1974年、史上最年少の19歳で日図展銀賞を受賞。
若きデザイナーとして一躍前途を嘱望されるも、初志をまげず洋画を描き続ける。
個展からの縁で多数の絵画教室の講師を勤めるが、2002年にはすべて辞して作画活動に専念。
水墨画の陰影の技術を洋画に取り入れた、大胆な構図と光と影の分配で、何気ない風景を新鮮な視点であでやかに展開。
写実的でありながら、写真には写らない色までも自身の目だけで写し取ろうと挑み続けている。
黒や白をひときわ好み、その一色の中に在る無限の色の美しさを、さまざまなアプローチで表現。

色にむける眼差しは繊細でありながら厳しい。

何かを書こうとしては駄目だ。よくみられたいと邪心で描いた絵は、ものにならない。ただ純粋に描くだけと、繰り返す。
瞬間の感動が、筆によって時を止められたと感じさせる作品を発表し続けている作家である。